「ぶっちゃけ作曲って才能ないとできないの?」
ってことに対して書いてみようと思う。
ちなみに、ボクの作曲レベルはこのブログの制作物ページにあるのでそちらを参考にしてほしい。
それでは、順に話を進めていこう。
あなたが本当に知りたいのは…
いきなりだが、きっと本当にあなたが知りたいのは「作曲に才能が必要か」なんてことじゃない。
本当に知りたいのは「自分に作曲の才能があるかどうかを見極めたい」っていうことだボクは思う。
そうするとボクは思うのだ。
「作曲の才能って何だろう?」と。
もし「ただ単に曲を作れれば何でも良い」ならわざわざこんなこと検索しないし、こんな記事を見ないだろう。
だとしたら、求められているのは「他人から評価されるような曲を書くには、才能が必要なのではないだろうか?」ということなんだと思う。
ということで、この質問から得たいものは「他人から評価される曲の作り方」になるのだろう。
要するに「ヒットする曲」だ。
売れる曲は過去のヒット曲を分析することによって導ける
人工知能(AI)にヒット曲を学習させることで、新たに生み出された楽曲がヒットするかどうかを予測できるサービスがある。
それが「Music Xray」だ。
AIによって分析されたヒット曲のデータによって、ヒット予測ができるのであれば、ヒット曲には法則があることになる。
ということは、「売れる曲は分析によって生み出すことができる」と言えるのではないだろうか。
この考えが正しいとすれば、必要なのは「分析する技術」だ。
必要なものは「音楽の才能」ではない。
これが「作曲に音楽の才能は必要ない」とボクが考える理由だ。
楽曲を分析するために必要なもの
「売れる曲は分析によって生み出すことができる」という説が正しいとしたら、具体的な行動としては何をしたらいいのだろうか。
ボクが思いつくものを挙げてみる。
- コード分析
- リズム分析
- 楽式分析
- メロディの動機と展開の分析
- 音色の分析
こんなところだろうか。
中でも「コード分析」は多くの理論書が出ているので、分析技術の知識を得るのには困らない。
ボクがおすすめするコード分析に使えるコード理論の本を紹介しておく。
実はこの本はボクが作曲を習っている先生の本だ。
コード同士の関係性や成り立ちを、曖昧な表現無しで説明しているのが好感を持てる。
ボクが初めて読んだコード理論の本は「実践コードワーク」という本なのだが、この本は曖昧なルールによって説明されているところがあった。
「読んだけど結局よくわからん」という本だった。
その話をたまたま「コード理論大全」の作者の清水先生にしたところ、先生も「実践コードワーク」に対して同じ感想を持っていたようだ。
そのわからなさを解消するための理論書として、「コード理論大全」を書いたとのこと。
「楽曲を分析する」というのは実はアマチュア、プロに限らずよく行われていることだ。
というより、どの分野でもより良いものを作るためには分析が行われる。
分析する技術は必須の技術だ。
分析の結果を音楽に活かす
楽曲分析を行ったら、自分の楽曲に分析した結果を適用してみて、どんな効果が出るのかを確かめていこう。
楽曲分析をするのは曲を書くためだ。
楽曲の分析結果を使って曲を作ることで、自分の耳で確かめて、思ったとおりの音が得られるようになっているかを確認しなければ意味がない。
いわゆるPDCAを回すというやつだ。
才能というつかめないものから始まった話も、ここまで来ると「仕事のやり方」と変わらない。
おわりに
さて、この記事では「作曲の才能」について考えてみた。
ここまで読んで、文章の書き方で気づいている人もいるかも知れないが、これはボク自身の希望や願いでもある。
当然ボクには才能はない。
楽器は弾けないし、耳コピだってメロディが聞き取れるくらい。
コードを聞き取るのには、ダイアトニックコードの総当たりのような時間のかけ方をしないといけないくらいだ。
でもボクはずっとこのやり方で曲を作ってきた。
それに最近は、良い感じの曲が作れるようになってきたと感じている。
確かに生まれながらにして「耳が良い」、「音感が良い」ということはあるだろう。
しかし、「分析して作曲に活かす」ということを繰り返していけば、「才能」などという「あるかどうかもわからない曖昧なもの」によって、自分の心が動かされることなく作曲ができるのではないだろうか。
最終的に必要になるのは気持ちだ。
才能があろうがなかろうが、結局やりたいかどうかだ。
やりたければやったら良い。
才能がないと思うなら、すでに大衆から認められている「ヒット曲」から才能を拝借してくれば良い。
作曲に必要なのは「音楽の才能」ではなく、「音楽を作りたい」という気持ちと「音楽を作る技術」だ。
技術は学ぶことができる。
あとは気持ちだけだ。